アメリカで取材した、リアルなビジネス英語表現満載!
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2011年03月31日

アメリカ人と寄付 その1


今回の震災後に改めて話題になっていますが、
アメリカの著名人はどこかで大規模な自然災害があると
100万ドル(億)単位でポーンと寄付金を出しますよね。
みんな慈悲深くて私財の提供を惜しまない人たちなんでしょうか?

それはある意味、本当だといえます。
アメリカでは寄付が日常的で、私のようなお金を持たない人間にも
寄付という行為は身近にあります。
ですが、寄付大国アメリカの背景にあるのはなんといっても税制です。

先日ちょっと触れましたが、アメリカでは納税者全員が確定申告する
義務があります。自分の収入に加えて支出も申告しますが、
ここには様々な控除が含まれます。寄付は控除の大きな対象なのです。

年収が上がれば上がるほど高い税率がかけられる仕組みなので、
ハリウッドスター、スポーツ選手、企業経営者などの高額所得者は
半端ではない金額を納めることになります。
ですが、寄付による控除があると納税額もぐっと下がるわけです。

「どうせ政府に持っていかれるのなら、自分が支持する団体にあげよう」
これがアメリカの寄付文化を支える根本的な考え方となっているのです。

この考えは企業においても同じで、寄付や社会貢献に使った金額は
会社の経費として法人税の控除につながります。
そういった活動は節税と同時にイメージアップにもつながるので、
企業にとってもメリットが多いのです。

こういった税制によって成り立つ寄付文化は実に奥が深く、
関連する専門職もたくさんあり、一種の業界のようになっています。
大学や大学院には「非営利団体の運営」といった専攻があるほどです。
そして語彙も本当に多い(笑)

今日の英語で紹介したendowmentをはじめ、pledge、drive、write off、
underwriting、solicitといった寄付に絡む単語で、
日本語に直しにくいものがたくさんあります。

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2011年03月30日

今日の表現「〜だとありがたい」


★ こんなことを英語で表現したい!:〜だとありがたい

先週の表現に類似する表現を取り上げます。
やはり仮定法を使っている点が共通しています。

 1) I would appreciate it if we could reschedule the meeting.
  (会議の日程を変更できるとありがたいのですが)

1)は「ありがたい」と「〜できると」の2つにわかれていますね。
willをwould、canをcouldにすることで「もしそうできたら」という
控えめなニュアンスを含ませています。
itはif以下の節を受けていて、appreciate it if〜というのは
決まり文句のようになっています。

 2) I'd appreciate some help.
  (手伝ってくれるとありがたいです)

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2011年03月29日

今日の英語 endowment


★ ビジネス現場から学ぶ英語: endowment

引き続きお金に関連する語彙です。
先週取り上げたendorsementに綴りが似ていますが、
意味は「寄付、寄贈、寄付金」となります。

 1) The endowment fund provides a firm foundation to the organization.
  (その団体の基盤は寄付基金によって安定している)

「寄付」にはdonationという単語が一般的ですよね。
東日本大震災の後、アメリカでも日本救済の声が高まり、
連日のようにdonation集めが行われています。
一方、endowmentはより高額でまとまった資産の贈与というイメージで、
donationを含めた様々な形の譲渡を総称する言葉でもあります。

寄付によって成り立っている非営利団体の多くが、
endowmentを管理するためのfundを設けています。
このfundを通じて投資を行うことで、より潤沢な運営資金を得ようとします。

 2) Carnegie Endowment for International Peace
  (カーネギー国際平和基金)

私はendowmentと聞くといつもカーネギーを思い出します。
「なんかいっぱいお金を持ってそう」って(笑)
この組織は世界平和のために寄付を行っているわけではなく、
外交問題を研究するシンクタンクなんですね。

ちなみに、寄付が財源の大きな割合を占めるアメリカの私立大学も
やはりendowment fundを活用しています。

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